アドセンス(Adsense)でGDPRメッセージを作成する必要があるか

Google Adsenseで「欧州経済領域と英国で AdSense による広告配信を引き続き実施するには、Google 認定の CMP を使って GDPR メッセージを表示してください。」と表示された場合の対応について紹介します。

GDPRとは

GDPRとは、General Data Protection Regulationの略で、「一般データ保護規則」と訳されます。これは、ウェブサイトのオーナーに、そのウェブサイトの訪問者からどんな個人情報を取得しているかを通知し、承諾を得ることを義務付ける欧州の規制です。

このブログでは、問い合わせフォームも設けていないし、コメント欄でも実名やメールアドレスなど個人情報はいただかないようにしています。ただし、コメント欄ではGoogleアカウントでの認証を求めているので、Googleが個人情報を取得していることになります。それ以外にも、Googleの広告プラットフォームであるAdsenseを使用しているので、GoogleがCookieを介して個人情報を取得しています。

GDPRは、ウェブサイトのオーナーが個人情報を取得しなくても、ウェブサイトが使っているプラットフォームが個人情報を取得する場合には、ウェブサイトのオーナーにGDPRメッセージの表示と訪問者の承諾を得る義務を課しています。

そのため、GoogleはAdsenseユーザーに対して、以下の警告を表示して、GDPRメッセージを作成するように促しています。

GDPRメッセージを作成する必要があるか

結論としては、日本語で日本人向けに発信しているウェブサイトなら対応する必要はありません

GDPRは、欧州からのウェブサイト訪問者のプライバシーを保護するための法規制です。そのため、欧州からのアクセスがほとんどないウェブサイトであれば、Adsense広告が表示されなくても収益には影響しません。

このサイトでも「私はGDPRメッセージを作成しません」を選択しています。

なお、Googleは、「私が 2024 年 1 月 16 日までに GDPR メッセージを作成しない場合は、GDPR メッセージを自動作成して公開してください。」という選択肢を設け、これを初期設定にしているので、このまま放置でもなんら問題はありません。

AdsenseやAnalyticsで欧州からのアクセスがそこそこ見込まれるウェブサイトなら、むしろ初期設定のほうがよいでしょう。

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