MODxサイトの引越し(サーバ移転)に関する方法を紹介します。
1. データのバックアップ
データベース
管理画面の「ツール」メニューから「バックアップ・リストア」にアクセスします。「Drop文を生成」、「テーブル名」をチェックします。ログをあえて残す必要がない場合には、「modx_event_log」と「modx_manager_log」の「データサイズ」欄のリンクをクリックしてクリアします。最後に「選択したテーブルをバックアップ・ダウンロード」の前の「ここをクリック」。
MySQLデータベースの照合順序が ujis_japanese_ci になっている場合、MODxのデータのバックアップを使うと文字化けすることがあります。その場合は、データベースからサーバのPhpMyAdminでローカルにsqlファイル(A)をエクスポートします。
データベース以外のデータ
FTPでサイト全体のデータ(B)をローカルにバックアップします。
2. 移転先サーバへのアップロード
Aのファイルを移転先サーバのPhpMyAdminでインポートします。また、BのデータをFTPで移転先サーバにアップロードします。
3. パーミッションの設定
下記のディレクトリを707に
- assets/cache
- assets/export
- assets/flies
- assets/flash
- assets/images
- assets/media
下記のディレクトリを606に
- assets/cache/siteCache.idx.php
- assets/cache/sitePublishing.idx.php
下記のディレクトリを404に
- manager/includes/config.inc.php
それぞれ変更します。
4. config.inc.phpの書き換え
manager/includes/config.inc.php のデータベース関連の引数を書き換える必要があります。
- $database_type = 'mysql'; → このまま
- $database_server = 'xxxx.xxxx.xxx'; → 適宜変更(例:'localhost')
- $database_user = 'xxxx'; → 適宜変更
- $database_password = 'xxxx'; → 適宜変更
- $database_connection_charset = 'utf8'; → このまま
- $database_connection_method = 'SET CHARACTER SET'; → このまま
- $dbase = '`xxxx`'; → `適宜変更`
- $table_prefix = 'modx_'; → このまま
5. MODXのグローバル設定の変更
MODXの管理画面の「ツール」メニューの「グローバル設定」を開いて、次の設定を書き換えます。
- ファイル管理の設定 - 対象ディレクトリの物理パス → 適宜変更(例:/virtual/xxxx/public_html/)
- インターフェイスとその他の機能 → 適宜変更(例:/virtual/xxxx/public_html/assets/)
6. キャッシュのクリア
MODXは、画面表示を早めるために一度表示されたページのURLをサーバ上にキャッシュしておくようになっています。そのため、1~2の作業によって、MODxがキャッシュされた以前のドメインに遷移しようとする可能性があります。もし、このような状態になってしまったら、管理画面にログインして「メイン」の「キャッシュをクリア」を実行します。
7. SSLの設定
MODX Evolution CMSサイトのSSL化をご覧ください。
0 コメント
Privacy Policyに記載の方法で匿名でもコメントできます。