HTMLホームページがMODxに適しているかどうかのチェック
HTMLサイトをMODxに移行するためには、元のHTMLサイトがHTML+CSSで書かれていること(フレーム不使用であること)が条件になります。
MODXの導入に必要な環境
- PHP4.4.1以上、MySQL4.1以上がインストールされているサーバ(ともに5以上を推奨、.htaccessに関する制限がないか確認が必要)
- ブロードバンドでインターネットに接続できる環境
- FTPソフト
- HTMLエディタまたはテキストエディタ
- 画像加工ソフト
- ウェブサイトのデータ一式(HTML、CSS、画像ファイル)
- MODx Evolutionのプログラム
HTMLサイトのMODX化の流れ
1.MODX EvolutionのダウンロードとZIPアーカイブの展開
2.データベースの設定
3.HTMLサイトのデータ一式の移動
ローカル上のMODxのディレクトリのassets/templatesの下にディレクトリ(以下、assets/templates/###)を作り、HTMLサイトのデータ一式を移動します。
4.MODxのインストールとグローバル設定
3のデータを含むMODxデータ一式をサーバにアップロードし、インストールします。インストール後には、グローバル設定も済ませておきましょう。
5.トップページの仮テンプレートの作成
HTMLサイトをMODxに移植するときは、テンプレートとリソース(記事)の作成を同時進行します。HTMLサイトは、もともとテンプレートとリソースにわかれていません。このため、MODxに移植するときは、これらを切り分けながら作業し、都度、現サイトと同様に表示されるか確認していきます。
(ア) 画像とCSSのパスの修正
MODxではページからCSSへのパスが assets/templates/###/###.css に変わります。このため、テキストエディタの置換機能を使って、画像とCSSへのパスを一気に書き換えます。
(イ) テンプレートの仮組込
(ア)の状態のままテンプレートをMODxサイトに組み込みます。ただし、(ア)の状態では、テンプレートとリソース(記事)の切り分けができていないため、あくまでも仮の組み込みです。
6.テンプレートとリソース(記事)の切り分け
7.トップページ以外のテンプレートとリソース(記事)の作成
トップページが終わったら、上位階層のページから6と同様の作業をします。上位階層のページから順に着手するのは、下位階層のページでは上位階層のテンプレートが使えるケースが多いためです。
8.ナビゲーションメニュー等の内部リンクの修正
MODxでは内部リンクを「リソースID」で指定します。リソースIDで内部リンクを指定するとリンク先のURLが自動生成されます。これによりディレクトリを変えてもリンクが切れなくなります。そこで、ナビゲーションメニューの等の内部リンクはすべて修正します。
9.問い合わせフォームの移植
現サイトに問い合わせフォームがある場合は、MODxのeFormスニペット用にカスタマイズします。
10.便利機能の組み込み
MODXには、パンくずリストを自動生成するスニペット、検索エンジン対応のsitemap.xmlを自動生成するスニペット、著作権年次を自動更新するスニペットなどの便利機能があります。
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